エコマテリアルズ・インフォマティクス研究部門

研究部門長 山田 義智 教授

プロジェクトの概要

本プロジェクトは,循環型社会と安全・安心な生活空間の構築および省力化された生産体制の構築を目的に“人と自然に優しく長持ちする材料”の開発に資する研究を行います。本部門での材料開発は,処理問題が課題となっている産業副産物を対象に,従来の開発アプローチとしての理論科学・実験科学・計算科学に,新たなアプローチとしてデータ科学(機械学習など)を加えた4アプローチを組み合わせた高効率的な方法により行います。また,材料の経年劣化は環境作用に大きく影響を受けることから環境作用と材料の応答の関係についても研究対象とします。

具体的には、主に下記8件について取り組みを行なって参ります

①石炭火力発電所・バイオマス発電所の発電過程で生じる燃焼灰の再資源化
②製鉄所の製鉄過程で生じる高炉スラグの再資源化
③サトウキビの製糖過程で生じるバガス(残渣)およびバガス灰の再資源化
④古紙の再資源化
⑤その他産業副産物の再資源化に関する研究
⑥産業副産物の再資源化による環境負荷低減効果および生産性向上に関する研究
⑦環境作用と材料の応答に関する研究
⑧研究成果の公表(講演会・講習会)など

キーワード

  • 循環型社会
  • 産業副産物
  • 環境負荷低減
  • 再資源化
  • 省力化
  • 低炭素
  • エコマテリアル
  • マテリアルズ・インフォマティクス