医工学分野連携研究部門

研究部門長 健山智子 教授

プロジェクトの概要

 本プロジェクトは,琉球大学工学部において,人工知能・データサイエンス・数理モデリングを基盤とした臨床・介護支援研究拠点を形成することを目的とする.臨床現場で得られる画像・検査・問診などの多様なデータを対象に,数理モデリングや機械学習を駆使して解析・統合し,診断・治療・手術・リハビリテーション・介護を支援する先進的な技術を創出する.さらに,Medical Data Driven モデルや Medical Model Driven 技術を体系的に展開し,琉球大学発の 「Medical DX」 として,島嶼地域特有の医療・介護課題に応用する.研究成果を国際的に発信しつつ,産学官連携によるシーズ・ニーズマッチングを推進することで,教育・研究・社会実装を一体的に進め,持続可能で安心・安全な臨床・介護支援基盤の構築に寄与する.

①臨床データ取得と倫理的手続きの整備による研究基盤の確立
②臨床データベースの開発・公開,シーズ・ニーズマッチングを通じた共同研究推進<
③人工知能・データサイエンス・数理モデリングを基盤とした臨床支援技術の研究開発
④画像・問診・検査データなど複数モダリティの統合解析による臨床意思決定支援
⑤診断・手術・医療検査・リハビリテーションを支援する機器・計測技術の開発
⑥人工知能とデータサイエンスを活用した Medical Data Driven モデル開発および Medical Model Driven 要素技術の体系的展開
⑦島嶼地域の医療・介護に対応した琉球大学発「Medical DX」の実現と社会実装(診療支援からリハビリテーション・介護支援までを包括)
⑧研究成果の体系的な発信(講演会・講習会・国際学会開催など)

キーワード

  • 人工知能
  • データサイエンス
  • 数理モデリング
  • 情報可視化
  • 臨床支援
  • 臨床データモデル
  • リハビリテーション・介護支援
  • Medical DX